母の介護~シンプルな身辺

「近々、みんなで出かけます。お母さんも行きたいということです、そのさい、お小遣いをもって行きますので・・。」
昨日、母が入所中の施設から連絡が入りました。
車で出かけてみんなで甘いものを食べて、お土産買って・・。
そんなイベントのようです。
ということで、昨日、夕方、施設に預けておく母のお小遣いを届けに車を走らせました。

週に、1,2回、母の様子をみに行っています。
このところの母は、いたって機嫌よく、表情も穏やかで落ち着いています。
届けていたスケッチブック、折り紙はやってるかな・・。

「絵、描いたの?」・・絵を見せてもらいながら、・・「これから、紫陽花がキレイだから、今度、何か、写真もってくるね」
「折り紙、どう?アヤメ、折ってみた?」と声をかけ・・。
うまくいかない・・という母と、折り方をみながら、私はアヤメを折って過ごしてきました。(ちょっとアヤメは母には難しいかな・・・)

施設での母の生活空間は、とても、シンプルです。
それに比べると、自宅では、ほんとうに、様々な物に囲まれているのだなと思います。そして、生活していくということは、これもまた、様々のことを整理しながら進めていくものです。
施設で、母は、洗濯物をうまく整理できないので、施設の方に預かってもらって出してもらう・・という方法に途中で変えました。

母が描いた絵は・・・絵の教室のときとはずいぶん違います。本来の母の絵のように思います。
「物」も「やること」もシンプルであること・・・これが母を穏やかにしているのかも知れません。
髪染めに行かなくっちゃあ・・といつも焦っていた母ですが、今は、染めの少し残る薄い茶色と白髪が似合っていて、それが、穏やかで柔らかな表情に余計見えています。
「白髪も上品でいいものよ~」の声にはまったく以前は聞く耳をもっていなかったのですが・・。「よく似合ってるよ」の声に「そう~う?!(^_^)」と。

絵、コーラス、市民オペラ、時事問題研究会の講演まで。
すべてに、がんばりすぎていたのですね。劣等感をかかえ、焦り、、他の人に負けまいとする勝気さからつもるイライラ。それを外で出せないので、そばにいる私にぶつける・・。

老いとともに、身辺はシンプルに。

「ありがと、な」
見送りについてくる母の声を背に。ユニットの出入り口を開けてもらいました(施設の方にパスワードを入れてもらうようになっています)

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